2016年9月16日

民泊、Airbnbを使ってみた感想(東京都、江東区、一泊あたり凡そ3000円)

インバウンド!
爆買!
訪日外国人の増加!

と、日本はこれから観光立国として舵を切るようだが、それに伴い、観光客をいかにして泊まらせるか?という宿の問題が逼迫しているようである。

ホテルは満員。ちょっと前は、自転車旅で行き詰まったら寝床を"じゃらん"からそこらへんのホテルで探して今夜はそこまで走ろう…という、
気ままな走りが出来たのだが、
今はちょっとした観光地を抱えた地方都市ならばホテルは外国人で埋め尽くされ、ちょっとお高い(一泊〜三万円はするような)宿しか残っていないことが多々。

ホテル業界は大儲けのチャンス。
円安が進んでたドル円レートが120円の時とか、宿泊率の高さがニュースになってたり。

で、そんな需要に対応すべく、民泊ーーー
民家や、マンションの一室を宿泊施設として提供することーーー

日本でも議論が進みつつある段階だが、
不法滞在の温床になること、人種差別(黒人には宿を提供しないとか)や、
旅館業法との兼ね合いもあり、まだまだ未知数の、民泊というもの、

が注目されている。
今回は、コミケの宿として、東京都江東区の某マンションの一室に二泊3日で宿泊してみた。

【予約】

airbnbのサイトから予約することが可能。
サイトでアカウントを作るにあたり、実名で使っているgoogleアカウントを用いてログインするようにした。
私の場合個人名=Googleアカウントなので、泊まる先方にもわかりやすいと思ったので。

airbnbのサイトから、Google Mapにレイヤー表示された、銀座〜豊洲あたりのエリアから、適当に
絞り込んで行き、予約を申し込んでみた。
一泊3000円と、かなり安価で宿を提供してくれていた。

【宿主とのやりとり】
料金は事前にクレジットカードや、いろいろな決済法が選べるので払い込んでおく。
一泊3000円、airbnbの手数料なんかも合わせて、
三泊で一万円以内に収まってしまった。
ホテルも抑えておいたのだが、東京に発つ前に予約をキャンセルした。
これでうまく泊まれなかったらどうしようか…とドキドキしたのは言うまでもない。

予約が完了すると、宿主からメールが届く。
ホテルではないので、宿(または家、マンション)までの道順を記した案内と、部屋への入り方など。

宿泊する3日前ぐらいに、鍵の暗証番号などを記したメールが届いた。
これで自由に出入りしてくれ。ということらしい。

【実際に泊まる】


メールに書かれた住所を頼りに、3日分の荷物を携えて泊まりに行ってみた。
古いマンションの一室の、4階が宿泊施設みたいになっており、少し和風モダンな面構えになっている。
フロア全部が宿泊施設になってるみたいで、誰かが聞き慣れない言語で話しているのも聞こえた。
あぁ、エキゾチック…

メールに書かれた暗証番号を番号錠に入れて、宿に入る。
プッシュボタン式の機械錠だ。
2つ部屋があって、それぞれ番号錠がある。
私が使えるのはこのうち片方だけ。
もう片方には誰かが泊まるのだろうか?
部屋は、四畳半もない、狭いものだった。
ソファベッドとティーテーブル、押入れ?の跡みたいなスペースが少しと、もう片方の部屋と繋がってるエアコン。
シャワー、トイレは共有。台所にガスコンロもある。
なんていうか、パーテーションをむりやり作って、二部屋に間仕切りを作ったようなレイアウトだ。たぶんそうなんだろう。
しかし、ネカフェや、ボロ宿よりかは、すごく綺麗で、
ヤニ臭いこともなく清潔なもので、普通に過ごすには快適そのものだった。

夏の暑い中、汗だくで歩いてきたので、とりあえずシャワーを浴びることにする。
たしか17時くらい。チェックインは、ここだと15時ぐらいから可能だったはず。普通のホテルとあまり変わらない感じ。

ソファベッドは、ニトリで買ってきたような、スプリングの効いてない、硬いベッドだった。
背中がゴツゴツする。
毛布は一枚だけ。他のフロアから借りてくることも出来るみたいだ。

コンセントはある。早速USB充電器を繋いでバッテリーを充電。
Wi-Fiも飛んでいたのだが、電波が悪いのと、速度が出ないので、仕方なくLTEで通信していた。

【誰かキターー!】


私が泊まってる部屋と、もう一つ部屋がある。
エアコンの換気口を通じて(穴がデカイ)、もう一つの部屋がちょっとだけ見える。
シャワーを浴びてたら、もう一つの部屋の客人と思しき人が、チェックインしたのである。

外国人の方であった。
入れ違いになったので「Hi!」などと声をかけられた。
コミュ障なので咄嗟の返答が出てこない!!!ヤバい!!

まぁ普通に電話の通知音とかピロピロ聴こえてたけど夜はフツーに静かにしてくれてて、寝れないほどの喋り声とかそういうのは無くて良かった。

【寒い】


エアコンは隣の部屋とニコイチで、設定温度もニコイチで、リモコンは共有部分にある。
最初、冷房25度というバランスの取れた温度設定にしていたのだが
(時期を書いておくと8月のど真ん中です)
隣人が勝手に22度まで温度を下げたようで、温度に敏感な?私は寝てる間に喉がカラカラになってしまった。
声の調子が…。

【麺】


宿の近くにラーメン屋があるらしい。
せっかくなので一杯食べに行く。

吉田屋というラーメン屋で、何でもlivedoorの堀江貴文氏も着たことがあるらしい。

味はちょっと濃い目で普通だった。

【統括】

airbnbは、宿を提供する側と、宿泊する側、双方がレビューで評価されるらしく、
ネットでそれが見れるらしい。
ヤフオクの評価(傘マーク、晴れマーク、新規お断り)みたいな感じを想像してもらえればわかりやすいかもしれない。

つまり、泊まる側もマナーが悪ければ
宿主から「お断り」されることもあるらしく、
酷いときには食い散らかして後片付けもせず、ゴミを放置して、備え付けの品物を持っていくような人もいるらしい。
(たいていそういう人は母国語でしか話さないとか、英語を使わないとか、意思疎通する気が無いらしい。)
まだ出てきて日が浅いウェブサービスであり、
今後はホテルとも競合していくサービスで、まだまだ未知数な部分も多いが、
少なくとも今回は"アタリ"だったかなぁ、という感じである。

今回はローエンドな一泊3000円というもので
ネカフェよりマシで、とりあえず寝てシャワー浴びてネットを使う。という程度だったが、
中には別荘をまるまる提供し、一泊五万円を越えるような、
大人数でパーティーをするのに向いたリゾート地に近い物件もたまーにあって、なかなか面白そうなので、
一風変わった宿に泊まってみたいとか、そういう需要にも答えれられる可能性も過ごしだけ垣間見えた。

博打の要素はあるが、普通のビジネスホテル泊に飽きたら一度宿を探してみてはいかがだろうか?

旅行にちょうどいいAnkerのUSB充電器。






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