DOGSPEEDblog: festive500 MONOGATARI　一年後のあなたへ

毎年、年末になるとRaphaが主催するfestive500というお祭りがある。
一週間で自転車に500km乗れるか?という趣旨のものだ。
プロ選手ならば週におよそ800km、年間30000キロは当たり前の世界。
そんな世界を垣間見るチャレンジだ。

わりと過酷

もちろん年末なので、北半球は冬。
ツール・ド・フランスに出場するようなワールドツアーチームならば、南半球は夏なので、
気候の温かいカナリア諸島やオーストラリアでオフトレーニングに励むのが普通。

日本だと
冬場は気温が低く、汗をかきにくいので長時間のライドでもさほど苦にはならないが、厚着をし過ぎれば汗で体温が奪われ、薄着過ぎたならば
寒さで凍えることに。
ウェアのレイヤリングの巧みさがモノを言う。

路面の凍結も心配されるので日本海側は雪が降るようであれば舗装路での達成は難しい。

達成するには

期間は一週間、12月24日から31日。

毎日コツコツ走るもよし、年末の空いた時間を見計らって一気に走るもよし。
ロングライドを定期的にやってて自信のある人は
国道1号線、2号線ならば完走すれば距離は500kmを超えるのは確実。
箱根とか高いところだけ凍結に気をつけて、日中に走ると良い。

・達成するとどうなるのか

STRAVAにログをアップすればバッジが貰える。
また、Raphaに申請すればステッカーなどが貰える。
プロフィールページに表示されるので一目でわかるので勲章になる。

・私のfestive500はこうやって達成しました

そんな勇敢な?自転車乗りに送られる勲章だが、
どうやって達成しようか。
とりあえず24、25日の夜に乗りこんだ。

・コミックマーケットに行こう

26日の朝、東京のホテルに荷物を送り、
走り出す。
体が鈍っているので、163‐25を抜けていくルートではなく、全部国道1号線で行くルートを取った。
こちらは平坦路でほぼ構成されており距離は長くなる。好都合だ。

滋賀県草津まで走ると、少し雨が降ってきた。
しかし温かい。昨年は年末でも気温-1度とか、氷点下を下回るか？という程度だったのが、4度ある。

雨は小雨でそそくさと四日市市へ。
いつもは市街地で渋滞に巻き込まれイライラするのだが今回はそんなこともなく、
スムーズに走ることができた。
昨年はここで体調を崩し、輪行に切り替えてfestive500を達成できなかった思い出があるだけに、感慨深い。
名古屋市に入る。
カトサイに寄ってみたかったが、時間も無いので諦める。
一度自転車通行禁止のところに突っ込みそうになったので少し戻って
通過。名古屋市を抜けると夜闇が降りてきた。

夜の国道1号線で、この名古屋市から豊橋市までの区間が最も緊張度が高い。

理由は
・トヨタの関連会社が集積しており、10tトラック、レッカー車の交通量がとても多い
・かなり飛ばす車が多い(トラック含む)
・スピードが乗る区間だ(西から追い風)　

こんなところだろうか。
走っててあまり気持ちのいいところではないので、
さっさと抜けてしまうか、走りやすい時間に通過できれば御の字。

年末年始、盆休み、まさにコミケの時期だが、トラックの交通量が減るので幾分か
走りやすい。

名古屋を通過するころには夜になっていた。
途中何度かコンビニ休憩を挟んだが、体は元気なのだが眠気が来たので適当に豊橋で宿を
とった。キャノボではないので休む。キャノボはもっと綿密に計画を練り合わせて
実行するものだ。

豊橋のホテルに泊まり、230km。24日に走りこんだ分と合わせて300kmいくかどうか。
あと200km。

7時に起床。ホテルの朝飯をいただいていく。
炭水化物多め。
輪行袋に突っ込んだマシンを組み立て、いざ静岡。海岸線が気持ちよかったので
少し海に出て遊んだ。