2012年9月30日

vsキングオブヒルクライム富士山 KOH富士山


vs キング・オブ・ヒルクライム富士山

大台ヶ原ヒルクライムに続き、ロングヒルクライム大会に参加してきました。

まず台風!未だ各地に影響を残す台風、このレースも台風の影響を心配していました。

同日に行われる予定だった岡山県ダルガ峰ヒルクライムは中止。

こちらにも多くの自転車仲間が参加する予定だったのですが残念でしたね…

自分も家を出る直前までDNSすべきか悩んでいました。
悩んでもしょうがないと新幹線に乗り込む。

京都駅から新幹線に乗ったのが14時30分。現地着いたのが17時30分。19時00分ぎりぎりに前日エントリー完了。

宿へ向かう前にイオンで買い物。
23時就寝。4時起床。
京都駅で買ってきたバナナを10本ぐらい食べた。長く、標高差もあるヒルクライムなのでたっぷり補給していかないと、ハンガーノックをおこし、倒れる可能性もあるからです。

前日から空気が抜けていたのはわかっていたが、宿から出るときに前輪のタイヤから空気が全部抜けていた!
仕方なく宿から押していく。
宿を出たのが朝5時、ファミマに寄っていって水とモンスターエナジーを補給。
カフェインでブーストしましょう。集中力を切らさないためにも。

ここでマシンを押していた俺に声をかけてくれたビアンキ乗りの方に空気いれを貸していただく。
とりあえず応急措置的に空気を注入。お陰さまで会場の荷物預かりに間に合いました!
ありがとうございます。

その後、会場の受付にてフロアポンプをお借りし、しっかり空気注入。バルブエクステンダーが緩んでいたのが原因だったのか?
リアのディスクに着けているベロフレックス・カーボンにも加圧。

会場から4km自走でスタート地点まで移動。これが登りで、アップは十分な感じ。

7時11分スタート予定が少し遅れ、14分ごろにスタート。

開始直後は全然踏める感じで。K2T2のマガドリ君とパックになって抜いていく。

途中、激坂?ではないが勾配がきつくなるところが何箇所かあり、そこだけダンシングで越えていった。


スタートしてから8kmぐらいだろうか、ダンシングするたびカラカラ音がする。
なんだろう?と思い座り直すと・・・・サドルのヤグラが緩んで、サドルが動いていた音だった。

工具は荷物預かりにおいてきたし、誰かに借りるわけにもいかないなぁ、と
そのままゴールまで放置。ポジションが極端に前乗りになったり後ろ乗りになったり。

5000番代を追い抜いて、3000番代?が見えてきた。
しかしここでまたアクシデントが・・・

フロントのタイヤの空気が抜けている・・・。


原因はバルブエクステンダーではなかったのか?
空気が抜けているのに気づいたのは、16km過ぎたあたりだったかな。給水所に入る前あたり。


ここでひとつの逸話を思い出した、山岳キャノンボーラーのAZEさん
という方がTwitterのフォロワーさんにいらっしゃるのだが、
パンクしつつもヒルクライムレースで優勝したことがあるという
ものだった。
それと、たしかキャノンデールのMTBチームがパンクしつつも
優勝?したことがあるというもの。



ここで諦めるわけには・・・・!

順位はもうどうでもいい。とにかく完走しよう。


さっきちぎれていったまがどりさんに抜かれる。
「駄目だ、パンクしてる。先行ってて!」



幸いにもチューブラーだったので、空気が抜けても
タイヤは剥がれることなく前輪についている。

ただ、時間とともにタイヤの抵抗が大きくなる。
ヤバイ。脚もつりそうだ。

ここまでだろうか。脇に寄せて回収車をまとうか・・・?

2回ほど脇に立ち止まってタイヤを触りながら考えた。

どんどん追いぬかれていく。

「大丈夫ですか?」


またしても俺に声をかけてくれる人が現れた!




「ああ、前輪の空気が抜けているんですね。空気入れ貸しますよ。」

と、器用にバックポケットからジップロックに包まれた
携帯用空気入れ
(その御仁から貸し与えていただいたトピークのカーボンのヤツ、たしかにこれレース中に携帯
しておくにはいいかもな・・)
を取り出して、俺に渡してくれたのだ!


「ありがとうございます!頂上でかならずお返しいたします!」
息が乱れていたのでちゃんと言えてたかどうかはわからない。
本当に感謝した。


後方を確認しつつ、停止。俺は無我夢中、一心不乱にポンピングした。
最低限、ダンシングに支障が無い空気圧に達したところで追撃開始!

ダンシング、心拍数一気に180までブースト。

そこからはもう誰にも抜かれなかった。


アドレナリンのおかげか、俺は何も痛みを感じなかった。
ただゴールまで何かに感謝しながら突っ走った。

まがどりさんに追いついた。 

ゴールまであと2kmぐらいか。
ふんばれ。苦しいけれど、走りきらねば。俺に力を貸してくれた人に
報いるために・・・


脚がつりそうだ。息も荒れてる。でも、でも。ここでペダリングを緩めたら
後悔する。絶対後悔する。できる限りのベストを尽くしたい。


フィニッシュラインを割った。

順位は、クラス別24位。

頂上でポンプをお借りした人に返却。本当に助かりました。


そしてもう一人、会場へ行くまでにポンプをお借りしたビアンキの方とも遭遇。
このかたも大阪からいらっしゃっているようで、もしかすると
またお会いするかも。大台ケ原にも参加して、俺を目撃してたらしいw

まぁディスクって目立ちますからね()



反省点

空気入れは携帯しましょう。

タイヤはこまめに点検しましょう。

ブチルチューブのチューブラーにしましょう。
(コンチとかコンチとか)

ヤグラはちゃんと締めよう。

2 件のコメント:

  1.  レース、お疲れさまでした!
    トラブル続きだったようですが、完走する辺り凄いっす!
    犬速さんみたく速くなれませんが、自分なりにディスククライマー目指して頑張ります!w

    お写真ありがとうございました。

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    1. ディスククライマーw 
      痛自転車のままで出れる大会って、なかなか無いですものね。
      こちらこそいい写真を撮らせてもらいありがとうございました。

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