2015年1月11日

WH-R500からWH-RS010へ

2年近く使ったWH-R500からWH-RS010へ交換。
ハブにガタが出ており、雨の中酷使した結果リムもかなり腐食が進んでいると判断し、交換した。
寿命だろうか?








・WH-R500やWH-RS010が練習用に最適なホイールの理由 

一部では鉄下駄、まず完成車についてきたら替えるべきホイール、とまで言われる
シマノの最廉価帯ホイールだが、ローラー専用としてや、
予備のホイール、ヒルクライムレース下山用として手元に置いておくのも悪くないと思う。
なぜこんなに重いホイールが練習用に最適なのか?

・フロント20H

シマノのロードレース用上位ホイールはすべて空力を考慮して16Hで組まれている。
ところが、これが起因して、体重のある人、下りのコーナーなどで横剛性に不安を覚える人もいる。
010/500ならば20Hなので改善される。
ホイールの強度の多くはスポーク本数に依存する。

・ローハイトで扱いやすい

場面を選ばず、横風の強いシチュエーションでも使いやすい。

・プレーンスポーク、真鍮ニップル

プレーンスポークは、段付きスポークいわゆるバテッドスポークより重い。
重いが金属疲労に強い印象がある(これまで乗った感触だけだが)
真鍮ニップルはアルミニップルより重いが腐食に強く、破断リスクを低減してくれる。
雨の中でホイールを使っても値段も安く、真鍮ニップルなので気にしなくても大丈夫。

・ハブの耐久性が良い

シマノのカップアンドコーン式ベアリングは、シールドカートリッジ方式のベアリングより、
廉価版にありがちな多少精度が悪い個体でも
調整でなんとか良くなることがある。
またベアリングへの防水性が良い。
しかし、ここだけはどうしようもないデメリットというものが存在する。

・リムが弱い

これも使った感触だけなのだが、明らかにリムが弱い。
縦方向の変形しにくさ(リム真円度)、スポークテンションへの耐座屈性(スポークテンションが上げられない)、
踏み込んだ時の柔らかさトラクションのかかり(駆動トルク剛性?)、
リムの材質、アルミ合金、精度が上位ホイールと比較して、コストダウンのために大きく削られていることは想像に難くない。
しかし、世界中見渡して、前後で一万円ちょっとという価格でホイールが手に入り、
ローラーや鉄下駄として用を成せるならば、
格段に安く、良い選択肢ではなかろうか?
WH-RS010から採用された後輪アシンメトリックリム(オフセットリムでスポークテンション是正)




体重、パワーのある諸兄については、良質な28H〜32Hの手組ホイールをおすすめする。
ぜひRS010/500を手に入れ、使い倒して、良いホイールを見つけてください。

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