2014年5月30日

Pinarello Dogmaの進化を検証。 New Dogma F8 のホワイトペーパーを読んでみよう

ホワイトペーパーを読んでみようシリーズ、第二弾(?)
です。

Whitepaper DOGMA F8でググってください。うまくリンクできませんでしたwwww




目次です。





 歴代のカーボンフレームです。
ピナレロの金属フレームはマグネシウムドグマを最後に、
プリンスフルカーボンから、フルカーボンロードレーサーの歴史が始まります。











チームスカイ、ジャガーとの共同開発であることをアピールしています。





開発プロセス。0は、Dogma65.1です。
単一の変更を繰り返し、統合させて進化させていく手法です。



























左右非対称の効果について。
これは、クランク(170~175ミリ、53T)を仮定し、250W、90RPM
(1.5Hz=90RPM)
150Nの力がペダルに
加わったときに、チェーンに働く力が240Nである、というのを説明しています。

右クランクを踏んだときも、左クランクを踏んだときも、同様に、右チェーンステーは
チェーンによって引っ張られます。























左右非対称にすることでフレームにかかる負荷を均一に。上が右ペダルを踏み込んだとき。
下は左ペダルを踏み込んだときの負荷です。

↓機械翻訳
"不調和の概念は長い時の私たちの自転車で採用されています、しかし、この織機の開発中に、私たちは再び分析しました、彼/それ、また改善されました。
ドグマ65.1まで、不調和はパイプラインのセクション上で理解されました:
セクションのライトハーフは、左よりそれより偉大でした。"

不調和=アシンメトリー? 偉大=つよい?





はい。左が65.1、右がF8です。左右非対称っぷりがかなり強化されてるっぽいです。



みんな大好き!カーボンファイバーです。

東レの1100G、テンシル系でかなり強烈な
繊維を使ってきました。

機械翻訳
"

資料のまわりで議論する前に、いくつかの概念を明確にすることが必要です。
第一に名前:
一般に、あなた/彼/彼女は「炭素」と呼ばれます、しかし、正確な名前はそうです"資料、合成。」
あなた、ファイバーの合成物に実際扱う、炭素/計画された、そして樹脂およびその所有権のすべての、ファイバーの所有権から、樹脂の所有権から、レイアップ、および生産様式から深く依存する:
1つがこれらの特性に単独で変われば、資料の振る舞いは明らかに異なるでしょう。


"






で、今まで使ってた、M65Jカーボンファイバーから、
T1100Gに乗り換えてます。
















唐突ですけど、比較のために東レの資料もってきました。
今までの弾性系から強度重視に変更ですね(ぉ






機械(ry


"高い形式(赤いエリア)へのファイバーは非常に厳密です。しかし、それらは、高い抵抗への最良のファイバーほど強くありません。
高い抵抗(緑のエリア)へのファイバーは非常に抵抗しますが、改善する高い形式へのファイバーのように厳密ではありません。
その後、最適選択は、これらがどこで使用されるかによれば、炭素の異なるファイバーの混合物を使用します、そしての、要求実行で。
私たちのドグマF8では、最も使用されたファイバーは新しいT1100Gです、それは牽引をより高くしておく、世界の抵抗。
この選択は分解を回避するためにインパクトに対する抵抗を増加させるために寄与します。
そのほかに、私たちは、技術Nanoalloy(それは衝突に対する抵抗を改善するために寄与する)を備えた新しい樹脂を備えたT1100G preimpregnateのファイバーを使用します。
より高い程度を備えたファイバーの使用のおかげで、私たちはライター織機を維持させることができました、不変、その人の抵抗。
T1100Gのファイバーはそうです、無比の抵抗を開発する目的で、疲弊した最も高いゾーンの中で使用されます。
この新素材への正当な厳格の損失は、織機(とりわけ不調和の新しい概念を備えた)および俗人のものの形状を修正して回復されました;
研究所のテストはこの解決を確認しました。
"


1100Gをもっとも負荷がかかるところに配置した。という感じでしょうか?


























UCIの3:1翼断面ルールに適合するため、カムテイルみたいな"FlatBack"を
採用してきています。(言っちゃったw)

で、これをどこに使ったか?
























シートチューブをどこらへんで接合して、集合部をどうするか?翼断面はシートチューブ
に採用されています。それも、単調なまっすぐではなく、
太さに合わせて微妙に上と下で形状を変化させています。
CFD(コンピューターフルイドダイナミクス)は300回試行したようです。


で、この表ですが、プロトに人体模型?を載せて、風洞試験したときのそれぞれのパート
ごとのドラッグ(空気抵抗)を一覧にしたものです。
左のDegreesが風のあたる角度です。ケーブルやジャンクションボックスも、
空気抵抗の値が記されています。ここまでやるかぁ・・・という感じw

人間の空気抵抗は、どのアングルでもあまり大きく変わりませんね(苦笑)





















ONDAフォークをやめてしまったのはアイデンティティの喪失と捕らえ、残念がる向きも
ありますが空力は確実に向上しています。



ブレーキの位置と、シートステーの接合部の位置を変える事によって、
集合部のドラッグが減っています。(赤い部分が少なくなっている)










フレームセット、ダブルボトル、リアブレーキをつけた状態での
比較。
さまざまな改善の積み重ねが現れています。

























ほか、細部のハイライト。









シートチューブ側のボトルケージの位置ですが、2箇所から選べるようになっています。
下につければ空力改善、上につければ取り出しやすさ。























3Dプリンターで出力したプロトタイプです。
配線も全部済ませて、実践で使う状況で風洞に突っ込んでいるんでしょうか?





















65.1から80g減量、それでいて剛性はあがっています。

んで資料の最後のほうに、「Dogma K 2015」ってあるんですけど、Kも新しいのを
開発してるんでしょうかね。
あとはそこらへんに出回ってる資料っぽいので放置。



追記:東レのNANOALLOYの資料が出てきたので追記します。
概要 | NANOALLOY®とは | TORAY

これは従来のレジンよりもナノレベルで結びついて、対衝撃性能が上がったレジンだそうで
「高速・高衝撃で柔らかくなるプラスチック」
として紹介されています。

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